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2018/04/03(火)
スポーツ総合雑誌『Sports Graphic Number』の公式サイト「 Number Web 」の中、コラム【甲子園の風】(2018/04/02/17:00)で「ぎっしりと近江高校の生徒と関係者で埋まったスタンド。その斬新な応援は、今大会の注目度ナンバーワンとなった」として、今回のセンバツ応援について取り上げられています。ぜひご覧ください。
>> http://number.bunshun.jp/articles/-/830374
『サウスポー』『狙いうち』は飽きた!? 甲子園がどよめいた近江の新応援とは。
連日熱戦が繰り広げられているセンバツ。3回戦で惜しくも敗退した、近江(滋賀)の応援が話題だ。吹奏楽やマーチングにも力を入れる同校吹奏楽部と野球部が一体となって作り上げた、まったく新しい応援を“高校野球ブラバン応援研究家”の梅津有希子(元吹奏楽部)が掘り下げる。
第90回記念選抜高校野球大会6日目、松山聖陵vs.近江戦。鮮やかな“近江ブルー”に染まった三塁側のアルプススタンドから流れてきたのは、ファレル・ウィリアムズの『Happy』やオフスプリングの『Pretty Fly』など、高校野球では珍しい洋楽の応援曲だ。
高校野球の応援曲といえば、『サウスポー』や『狙いうち』などの懐メロや、『ルパン三世のテーマ』『宇宙戦艦ヤマト』などのアニメソング、『アフリカン・シンフォニー』あたりが定番で、実に多くの学校が演奏する。天理や龍谷大平安、智辯学園など、オリジナル曲を持つ学校もあるが、全国的に見ると、前者のほうが圧倒的に多いのが現状だ。
ご多分に漏れず、近江もこのような“よくある応援”だった。1999年から吹奏楽部の顧問を務める樋口心さんは、こう振り返る。
「当時は野球応援のことは何もわからず、自分が顧問を務める前からあった曲を使っていました。最初は何も疑問に思わずに演奏していましたが、試合で相手校の応援を聴いていると、うちも含めてどこも同じ曲ばかり。次第に『応援を変えたい』と思うようになりました」(以下略)