防災講話)東日本大震災時の陸上自衛隊現場指揮官
2018.10.10


【東日本大震災】2011(平成23年)年3月11日(金)14時46分に、宮城県牡鹿半島の東南東沖130kmを震源とする東北地方太平洋沖地震が発生した。最大震度は宮城県栗原市で観測された震度7(地震の規模はモーメントマグニチュード9.0)で、発生時点において日本周辺における観測史上最大の地震となった。この地震により、場所によっては波高10m以上、最大遡上高40.1mにも上る巨大な津波が発生し、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらした。

2018/10/10(水)11:15~ @体育館2階
東日本大震災当時、宮城県多賀城市の第22普通科連隊長・多賀城駐屯地司令として陸上自衛隊現場指揮官を務められた國友 昭さん(現・中部方面混成団長・大津駐屯地司令)による防災講話がありました。災害で倒壊した家屋や土砂などから人命を救助する場合は発生から72時間が経過すると脱水症状や低体温症などが原因で生存率が急激に低下するため、隊員の方々は御家族の生存確認もできないままに3日間不眠不休で救助にあたってくださったそう。ビデオや画像を見ながらの体験談に、命の尊さや家族との絆、感謝の心に気付かされました。また、「自助・共助・公助」の中、私たち一人ひとりが「自分の命は自分で守る」という姿勢の大切さを再認識しました。