令和元年度 芸術鑑賞会 感想文
2019.09.10


2019/09/10(火)芸術鑑賞感想文
ゴスペル鑑賞(ザ・ブレイズ ゴスペラーズ シンガーズ)一般社団法人日本芸術鑑賞協会

▼3年生Fさん
今年の芸術鑑賞はゴスペルだと聞いたとき、それがどういうものなのか想像がつきませんでした。後日歌の一つであることは知りましたが、当日までほぼ無知な状態でした。そんな状態で鑑賞したゴスペルは、十六世紀頃に黒人奴隷の人々が歌い始めたという悲しい歴史の中で生まれた、黒人霊歌であることや、歌の表現の仕方などを含め、とても奥深いものだと知りました。そのような歴史から生まれたものですが、聴く人が楽しくのりやすい裏拍のテンポであることから生み出した人々の未来に望む前向きな気持ちが伝わってくるような気がしました。はじめて体験したゴスペルは、鑑賞していた時間があっという間に感じる魅力ある歌でした。高校三年間の芸術鑑賞で、様々な感性や考えができるようになったと思います。これからの生活でも芸術に触れるようにし、今回のゴスペルのようなすてきな出会いをしていきたいです。

▼3年生Mさん
ゴスペルというのは、敷居の高い音楽で、キリスト教徒ではない私にはおおよそ関係のないものだと思っていました。しかし今回の芸術鑑賞でゴスペルは教会で歌うだけでなく、様々な場所で響きや独特のリズムを楽しむものだと知りました。また、私たちの身近にある曲にもゴスペルを参考にしたような音使いなどがあると知り、ゴスペルを一層身近に感じることができるようになったと思います。しかし、ゴスペルは激しい人種差別を受けた黒人の歌だということも同時に知りました。ただ聴くだけでは絶対に知ることのなかったことだと思います。したがって、これからは一つの文化を良い悪いと二分法で見るのではなく、多角的な視点から見ることを心がけようと思いました。そのために、もっと世界の歴史を知る必要があると強く感じました。

▼3年生Uさん
私がゴスペルを生で聴いたのは昨日が初めてでした。今まで音楽の授業やテレビなどで聴いたことはあっても、その詳しい特徴まではあまり知りませんでした。そのため、ゴスペルの由来である「ゴッド・スペル=神の言葉」どおり、心に直接響くような感じでした。特に印象に残っている曲は「Oh・Happyday」という曲です。いちばん最初に歌われた曲で、何度も出てくる「Oh・Happyday」という軽快なフレーズが今も耳に残っています。他にも、最近の曲をゴスペル風にアレンジされたのも、いつもと違う曲みたいで、聴いてて楽しかったです。その中でも、まさか近江高校の校歌がアレンジされるとは思わなくて、この日一番のサプライズでした。今回の芸術鑑賞で、ゴスペルなどのあらゆるジャンルの音楽をもっと調べてみたくなりました。音楽だけでなく、生まれた背景や歴史を知りたいです。

▼3年生Yさん
昨日は、7人の方の歌を聞かせていただきました。私たちでも知っているような曲や、近江高校の校歌をアレンジしながら歌ってくれたりなど、すごく見ていて楽しかったです。ビブラートを私もつかって歌ってみたいと思った事がありますがなかなかうまくいかず、いつも苦戦していましたが、みなさんはビブラートをうまく使って歌っていたのでかっこよかったです。天使にラブソングをという映画でたくさん曲を聴いたことがあり、一番最後に歌ってくださった曲が知っている曲で、とくにソプラノのソロが大好きだったので、生で聞くことができて本当に嬉しかったです。私も音楽や歌を歌うことが楽しいと思っていたので、三年最後の芸術鑑賞で見られて良かったです。また私も挑戦してみたいなと思いました。

▼3年生Sさん
ザ・ブレイズゴスペルシンガーズの歌を聴いて、普段は感じる事の出来ないような気分になれました。また、音楽への知識が少なくても分かるようにスライドを使って説明され歴史と共に音楽にも触れ、色々な事を知る事が出来ました。特に、1・3拍と2・4拍の違いも実際に歌にして聞くと全く違っていてとても驚きました。その例として、校歌のリズムを変えるだけで、聞き手は、歌詞の伝わり方や、気分などを全く違ったものに感じられ音楽のおもしろさが少し分かった気持ちになりました。最後にザ・ブレイズゴスペルシンガーズの人たちを見ていて、協力する事の大切さを感じました。指揮者がいなくてもまとまっていてメンバー全員で歌を作っているようでした。協力することで一人では出来ない事でも出来るようになる事の凄さが改めて感じられました。

▼2年生Kさん
今回の芸術鑑賞はとても楽しかったです。理由は音楽がとてもすきで、ハモったりするのがとてもすきだからです。そして今日来てくださった合唱団の皆さんはひとりひとりとても歌がうまくて、とても感動しました。たくさんの曲をきいて、同じ歌詞でも歌い方だけで全く違う雰囲気の曲になったりしていて、とても驚きました。裏拍子で歌うとテンションが上がったりするということも今回で初めて気づいて、音楽に対する関心などがとても生まれました。みんなが知っている曲をアレンジしてとてもうまくうたったりしてテンションが上がりました。そしてひとりひとりが違う個性を持っていて、最後のハモリなど聞いていてとても気持ちよく、感動しました。前までは音楽は好きなだけで歌いたいとは思いませんでしたが、今回の芸術鑑賞で僕も歌ってみたいなー。と思うようになりました。今回の芸術鑑賞はとてもいい経験になったと思います。

▼2年生Oさん
今日は芸術鑑賞でした。米原の文化産業会館に全校生徒が集まり、ゴスペルをきかせてもらいました。ゴスペルを生で聴くのが初めてで、とても楽しみにしていました。会場につくと、ドラムとピアノとベースが置いてあって、楽しみな気持ちが増しました。静かでオシャレな曲から、明るく楽しい雰囲気の曲までたくさん聴くことが出来ました。ゴスペルは、ゴッドスペルの略で、神様の言葉、という意味だったことは初めて知れたので良かったです。ジャンルが、ブルースとジャズが合わさったものということも知りませんでした。日本の音楽とは違って、2と4に強拍が来て、音楽がどんどん前に進む感じがしました。部活でも活かせそうです。三年生が体験されてる時にふと言われた一言の「歌は心がこもっていればいい」という言葉に感動しました。今私はうまさで結果が決まるコンクールに向けてとにかく上手に演奏できるように練習しています。でも、音楽で一番大切なことは、心を込めて聞いてくださる人に何かを伝えることだと思います。コンクールではうまさが見られて賞がつけられるので、もちろん金賞をとることが私たちにとって一番大切ですが、金賞をとって、聞いてくださる人の心に届けば一番いいなと思いました。それから、今日一番感じたのは、ハーモニーが綺麗すぎたということです。あそこまでバッチリ合うと、音楽が広がり、豊かになる感じがしました。音程やバランスはハーモニーを作るのにとても大切なんだなと改めて感じました。今日、普段とは違ったジャンルの音楽に触れられて、とてもいい経験になったと思います。またYouTubeなどでゴスペルをきいてみたいです。

▼1年生Sさん
あまり芸術鑑賞の経験がないので、どんなものか全く予想できなかったが楽しみでもあった。今回聞いたゴスペルは黒人の人々が作り上げたものである。生きていくことが苦しい中、ゴスペルというものを楽しみ、それが今でも親しまれているということに感動した。これは一つの歌い方であると同時に伝統的な文化でもあると思った。

▼1年生Hさん
はじめはゴスペルってなんのことだろうと思っていたけど、実際聴いてみると知っている曲も沢山あって予想外でした。 シンガーの方々は皆さんすごく対応力のある、 すごい人だと思いました。 理由は、後半に先輩方6名が舞台に出て前でインタビューを受けたり歌ったりしてる中で 先輩方が色々なボケをしたときに瞬時に反応して的確なツッコミをして会場を盛り上げることはなかなか出来ることではないと思うのですごいと思ったからです。将来、自分もあんな力をつけて周りを笑顔にできるような人になりたいと思いました。 今日、シンガーの方々はすごく楽しそうに歌っていて、好きなことをあんなに楽しそうにできる人生って素敵だと思いました。そんな人生を送れる人はごく一部だと思うのでいま自分は好きな野球を出来ていることに感謝して今を全力で楽しもうと思いました。今日の芸術鑑賞は自分にとってすごくいい機会になったなと思いました。


2019/7/10(水)@文化産業交流会館(米原)
様々な芸術に触れることにより個々人の感性を高め心豊かな人生を送るために、伝統芸能や演劇など毎年趣向を変えながら芸術鑑賞会を行っています。今年は全国の学校公演を中心に御活躍中のゴスペルグループ『THE BLAZE GOSPEL SINGERS』をお招きし、ゴスペルの歴史や入門講座、ゴスペル体験なども織り交ぜながら、代表的な「Oh Happy Day」や「Amazing Grace」など繊細で重厚感溢れるハーモニーを楽しく体感することができました。