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2023/07/12(水)11:35〜12:35 @教育研究棟大ホール
講 師:大阪赤十字病院 薬剤部/国際医療救援部 仲里 泰太郎(ナカザト ヤスタロウ)先生
対象生徒:1年8組、9組、2年8組
テーマ :「日本の高校生に伝えたいこと」
内 容:
◉国際赤十字・赤新月社連盟の活動について〔災害、紛争などが起これば出動義務がある〕
◉国際医療救援部員について〔語学試験、研修受けるなど資格が必要〕
◉薬剤師の仕事について〔現在は調剤だけでなく、病院や災害現場などで様々な活動がある〕
◉ウクライナ人道危機緊急救援事業派遣について〔2022年、2023年の2回派遣。現地チーム(友人)からのメッセージ。ニュースでは報道されていない現地の方の個人の思いや、現地の様子(動画やスライドなど)薬剤師としての活動内容など〕
◉高校生に向けて〔これから先、決して争いが起こらない社会にしてほしい。高校3年間で色々な経験をしてほしい。将来の進路選択に役立ててくれたら幸い。一緒に働いてくれる(活動してくれたら)最高。〕
◉質疑応答
・座右の銘は? ⇒明日死んでも後悔しないように今を生きる。
・ハイチの支援事業と今回のウクライナ支援事業との違いは? ⇒災害復興事業と今回との最大の違いは紛争地での支援事業では終わりが見えないこと。災害復興は復興したら終わりだが、終わりがいつか分からない状況では、患者さんもこちらも精神的な負担が全く違う。
・海外での支援事業で大変なことは? ⇒食事や衛生面、言語、文化など
・昨年の派遣と今回の派遣の違いは? ⇒空襲警報の頻度が違う。今年は減ってきたし、避難民の方も警報で防空壕への避難に行かない人もいたりする。少し不安。
実際の活動の御様子をスライドや動画も交えながら具体的にお話しくださり、質疑応答では素朴な質問などにも大変気さくに答えてくださいました。1時間の講演も生徒とのやり取りの中で楽しく進行をしてくださりあっという間の時間でした。講演会終了後も10人以上、先生のところに個人的に感想や質問をしに行く生徒がおり有意義な講演会となりました。