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2024/10/29(火)
朝のSHRで、11月5日の創立記念日に先立って伊東校長より挨拶がありました。
私たちの学校は、初代理事長の夏川嘉久次氏が1938年に創設した近江實修工業高校が、その始まりです。初代理事長は当時、オーミケンシという繊維業界で有数の企業の社長でもあり、「中学校を卒業して就職してきた若者たちに『高等学校の教育』を受けさせてあげたい」という情熱により、その工場内に学校を作り、新しい形の教育を始めました。その後、1941年には近江高等女学校を創立し、1948年には両校を合併して近江高等学校となりました。本校は企業経営者であった初代理事長の「事業は人なり、人は教育にあり」という理念のもと、「誠実・勤勉」を建学の精神として、これまで多くの社会に貢献できる人材を輩出してきました。
創立以来、多くの方々の御尽力と支えにより、私たちの学校は存在しています。歴代の教職員の方々、卒業生の皆さん、そして本校にかかわりのある多くの人々の支援に心から感謝申し上げます。
さて、私たちの学校は学びの場であると同時に、人としての成長を育む場でもあります。皆さんがここで過ごす時間が豊かであり、自分自身を高める大切な一歩一歩となることを願っています。皆さん一人一人が自分の夢や目標に向かって努力を重ね、友情や思いやりの心を持ち続け、より良い未来を築いていってほしいと願っています。そして、何度も申し上げているとおり、これから先行き不透明な時代を生き抜くために「常に学び続ける力」を身につけてください。
この記念日を機に、学校の歴史と伝統、そして支えてくださる多くの方々の思いを改めて心に刻み、感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきましょう。今後も、皆さんが自分らしく輝けるよう、私たちすべての教職員は、精一杯サポートしていきます。最後に、皆さんがこの学校で多くのことを学び、成長し、誇りを持って羽ばたけることを心から願っています。