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2025/03/10(月)勇退会見
今年度で退職する硬式野球部の多賀章仁監督の勇退記者会見に、多数の新聞社・テレビ局等の皆様がお集まりくださいました。甲子園には春7回、夏16回出場し、2001年夏と2022年春には滋賀県勢の甲子園最高成績である準優勝を果たしました。4月1日からは総監督となります。「36年間監督という立場をやらせてもらい、ラッキーだった。高校野球の指導者としてここまで携われた奇跡に感謝している」と甲子園で28勝23敗を成し遂げた36年の軌跡の一部始終を記憶している多賀監督らしい会見となりました。
2018年まで部長を務めた現伊東校長について「平成6年(1994年)から部長として第90回記念選抜高校野球大会まで、監督以上に生徒と向き合いフォローしてくれた右腕とも両腕とも言える安心できる存在」としながら、「いつも話しすぎて怒られていたので短めで」と嬉しそうに話し始めました。2001年夏に初の準優勝を収め「三本の矢」と呼ばれた継投策で近江旋風を巻き起こした初の決勝戦についてもスコアや選手の状態にまで振り返り、これまで関わった選手一人一人や他校の監督の素晴らしさを称えました。11人もの生徒をプロ野球の世界に送り出し、2001年秋のドラフト会議で近江初のプロ野球選手になった元日本ハムの村西辰彦さんと元オリックスの島脇信也さんが、会見の最後にサプライズでお越しくださいました。後任として、2001年夏の甲子園準優勝キャプテンで2006年からコーチを務める小森博之教諭が監督を務めます。
2025/03/19(水)退任挨拶
全教職員に向けて伊東校長から「私と多賀先生は近すぎるので挨拶は省略させていただきますが、多賀先生には大きな夢と希望を与えていただきました」との紹介で多賀先生より退任挨拶がありました。
【多賀章仁先生挨拶】42年、あっという間でしたが、やはり一番の思い出は2001年・平成13年の夏、全国準優勝という思いもかけない予期せぬ出来事だったと思います。チームが19日間に及んだ非日常の生活を一喜一憂することなく淡々と過ごせたことが、勝ち上がれた要因だと思います。それは日に日に小森主将が居てもらわなくては困る大きな存在になり、チームの精神的支柱になってくれたからこそだと感謝するとともに、常勝集団に導く大切な心を教わったように思います。宿舎を出る日、彼の部屋のテーブルの上に一枚の手紙が置いてあるのを顧問の貝塚先生が見つけてくれました。近江高校野球部主将として、宿舎の皆さんへお礼の言葉を書き残してくれたのです。そのことを知り、感激したことが忘れられません。
私には最高の御褒美となった準優勝で、そこから指導の在り方を反省する機会を与えてもらったと同時に、監督となって13年が経過し、己の思いあがった驕りに気付かせてもらいました。それから24年が経ちました。今、改めて2001年の準優勝があったから今があるとあらゆるものに感謝しています。一番に感謝は伊東校長先生なのですが、そのことを話し出すとキリがないので割愛させていただきます。
結びに、武田先生、本当にありがとうございました。先生には迷惑のかけっぱなしで、謝るしかありません。2018年から部長になって、8度の甲子園出場は全国の部長の中でもダントツだと思います。先生と一緒に何度も甲子園で校歌を歌えたこと、忘れません。小森先生と最強のコンビで全国制覇を成し遂げてください。陰ながら応援しています。
話は尽きませんが近江高校の益々の御隆盛を心から願っております。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
<多賀章仁監督 勇退試合&セレモニー>
日時 令和7年(2025年)3月20日(木・祝)13:00頃~
※練習試合の第1試合を10:00から行い、昼食休憩をはさんで第2試合が勇退試合となります。
会場 県立彦根球場(vs 岐阜城北高校)